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路傍のラピュタロボット
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路傍のラピュタロボット_a0030177_198857.jpg
呑み屋さんの店先の鉢植えにひっそりと乗せてありました。なんかよい趣でした。あとで調べたら、どうやらジブリアニメのグッズとして普通に売られてるものらしい。これは湿気の多い場所において苔とかもさもさ生やしたらたいへんよい塩梅になるのではあるまいか。と思いちょっと食指が動いたのですが、苔を意のままに生やすのってかなり難しそうよな。

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サラン・故郷忘じたく候 (文春文庫)

荒山 徹 / 文藝春秋


2011年初読了本はこれ。感想はこんな感じ → 「魔界転生wwwwクララがwwクララがww」 そんな初笑いでした。荒山先生はやっぱりおかし 凄いなあ。ちなみに本作で波乱万丈の生涯が描かれているジュリアおたあは、実在した女性なのだそうです。
ジュリアおたあ - Wikipedia
ここ見てサランの渡日後のストーリー展開がほぼ実歴史そのまんまと知って驚愕。一から十まで全部創作だと信じ込んでたよ……。

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人気マンガ「ベルセルク」が劇場アニメに、原作すべてを映像化へ
蝕とかとことん描写してほしいと思う一方で、実際グロ全開でやられたら怖くて見る勇気がないジレンマ

映画『ロード・オブ・ザ・リング』三部作が切り捨てたもの
指輪話なのに理解不能すぎて吹いた

[画像] いつかは行きたい絶景、「アルプスの瞳」と称えられるブレッド湖に浮かぶ教会…スロベニア
これは綺麗。恐ろしいほど絵になる風景

[画像] 指輪物語に登場する食事を再現したコース料理
ゴールドベリ様のクリーム苺マジスイーツ。ついでといってはなんだけど、メニューに生魚が一匹ついてきたりするとネタフード的にお後がよろしいような。

クージョ (新潮文庫)

スティーヴン・キング / 新潮社


狂犬病のセントバーナードに襲われて記録的猛暑のさなか三日間も車の中に監禁される。そんな想像しただけで発狂しそうな絶望的シチュエーションを、ひたすらに、ただひたすらに描き込みまくった、「ごめんなさいもう勘弁してください!」と泣いて本を返品したくなるような物語。状況の不快度ではミザリー以上かもしれません。ぐったり。
個人的には、もうちょっと超自然要素が濃いキング作品のほうが好みに合うみたい。ダーク・ハーフぐらいのがちょうどええねん。

[画像] Towers of Utopia - Dieselpunks
飛行船と古い都市という組み合わせに異常に惹かれるのはなぜだろう。

HARMONY nominated for the Philip K. Dick award!
ノミネートおめ

Togetter - 小島監督が昔の企画書や資料をちょっとだけ公開
初代メタルギアやスナッチャーの創造過程を伝える貴重な資料。いつかまとめて書籍化されてー。

異星人の郷〈上〉 - マイクル・フリン
異星人の郷〈下〉 - マイクル・フリン
おいしすぎる!中世描写のガチっぷりが。SF的な目新しさとかはまるでない、けどいつまでも本棚の最前面においておきたいと思う本でした。あとで感想書こう。
# by umi_urimasu | 2011-01-07 20:53 | まぞむ
「ペット・セマタリー」 スティーヴン・キング
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ペット・セマタリー〈上〉 (文春文庫)

スティーヴン キング / 文藝春秋


ホラー的な部分も非常に陰惨で怖いのですが、それ以上に、愛する者の死の悲しみに耐えられず気が狂っていく過程のたんねんな描き込みが印象深い作品でした。上巻の幸福に満ちた家族の団欒と、下巻のこってり濃厚な愁嘆場の強烈きわまるコントラスト。キング!これを狙っていたのなら、おまえの描写は予想以上の効果をあげたぞ!まったくもう。
怖いものに近づくときのゴゴゴゴ感、傍点打ちまくり芸、ホラーなシーンでのとち狂ったセリフまわしなど、ジョジョっぽいテイストも堪能できました。ごっつあんです。

キングは熱心なロックファンで、本作の主人公ルイスの口癖「ヤッホー、やったろじゃないか」はラモーンズの代表曲「電撃バップ」からとられたもの。そんなキング当人のたっての希望により、映画版「ペットセメタリー」のエンディングテーマはラモーンズが担当したのだそうです。どれどれ。
YouTube - The Ramones - Pet Semetary HD
おお神よ。別な意味で切なかった。まあでも原作者の希望ならしょうがない。

ウィンディゴの森の描写にみられるような、登場人物が超自然的な現象に直面して人知を超えた世界の存在を知ってしまう恐怖は、ラヴクラフト的なものを強く感じさせます。それも道理で、キング自身がラヴクラフトの大ファンだとのこと。まさしくさもありなんという感じでした。ただし、本作のウィンディゴをクトゥルー神話のそれに直結してよいものかどうかはよくわかんないですが。ちなみに、キング作品の定番舞台であるメイン州とラヴクラフト作品定番のロードアイランド州は、アメリカの地図をみるとちょうど隣どうしの位置にあります (まちがえた、隣接はしてなかった)。
ニューイングランド - Wikipedia
このあたりはアメリカ合衆国の歴史としてはもっとも古い地域なのだそうです。詩人や幻想家が夢みる原風景的な要素をそなえた場所なのかもしれません。いつか行ってみたいなあ。

あと、すごく些細なことなんですけど。レーチェルの車の故障を治してくれるトラック運転手のかっこいいセリフが、妙に頭に残っています。
「いや、あたしはそんなもの、いただきません。あたしらトラック屋は、道路の騎士なんでさ」
日本でこれを言ったとしてもせいぜい「厨二病乙」てなところでしょう。しかし単なる車の故障でも、アメリカのへんぴな場所で起こってしまった場合、すぐさまロードサービスに来てもらえるとはかぎらない。そもそも他の車が一台でも通りかかるかどうか、それすらあやしい。そんな場所では、通りすがりのドライバーによる善意の手助けのありがたみは、きっと日本よりも重くとらえられるのではありますまいか。だからこんな冗談めかした文句にも、少なくとも日本で同じことをいうよりは真剣さがこもっているのではないかしらん。
小説において、その国や土地に実際に住んでる人でないと肌でわからない表現の含みっていうのは、それと気づけるものよりはるかにたくさんあるのだろうと思います。特に翻訳小説の場合は言語の問題もあるし。願わくば、読書が趣味の人間として、好きな作品のそうしたひそかな含みをできるだけ拾えるようになりたいものです。

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2010年も残すところあと数日。飛浩隆「廃園の天使」その3とGRRM「氷と炎の歌」第5部はやっぱり今年も出ませんでした。来年こそ、来年こそ、来年こそおねげしますだ。

他にも翻訳出版を心待ちにしている海外SF小説がいくつかあります。まずパオロ・バチガルピの The Windup Girl 、それとチャイナ・ミエヴィルの長編のどれか。The City & The City あたり。そしてコニー・ウィリスのブラックアウト&オールクリア。この中でひょっとしたら早めに翻訳が出るかもって期待できそうなのはバチガルピかな。

来年は指輪かホビットの原書に(再)チャレンジしてみようかという気も起こしております。「いつか読む」は結局いつまでたっても読めないの法則からええかげん逃れねば。やってやる、やってやるぞ。

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[画像] 第一次世界大戦の写真ハガキ@ドイツ Part I  Part II
これは見入る。ただし中には「絵ハガキにその場面ってどうなん」と言いたくなる写真もあり。
# by umi_urimasu | 2010-12-21 21:36 | 本(others)
すべての美しい木曽馬(?)
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近場で馬が見られる催しがあると聞いてちょっと見物に。流鏑馬などの実演の他、実際に乗ったりさわったりニンジンをあげたりできるというもので、存分にさわさわもふもふしてまいりました。大満足。

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[画像] 英国国立公文書館の歴史写真アーカイブ
昔の写真がいっぱい。スチームパンク的な意味でもおいしい
# by umi_urimasu | 2010-12-19 20:10 | まぞむ
すべての美しい競走馬
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生まれて初めて競馬場へ行ってきました。驚愕の体験でした。まさか走る馬というものが、これほど美しい存在だとは。生で間近に見るサラブレッドは、テレビの映像なんかで知っているのとはまったく異質な、ほとんど未知の生物にすら思えてしまいました。あの優雅さ、力強さ、なんかみなぎってる感は、とても言葉ではいいあらわせない。
すべての美しい競走馬_a0030177_17543198.jpg
結局、馬券も買わずにずーっと馬ばっかり眺めてました。今なら「すべての美しい馬」の、馬は世界そのものだと信じたジョン・グレイディの気持ちが少しだけ理解できるような気がする。馬よ走れ、お前たちは美しい。
次は双眼鏡もって見にこよう。

競馬の馬の名前にはネタでつけられたようなのも多いようでして、もし「メアラストビカゲ」とか「ユキノタテガミ」みたいな指輪物語っぽい馬がいたら、僕も応援してしまうかもしれんなあ。とか思っていたら、こはいかに。
Ex-Kiwi racehorse Shadowfax set for a bright future
海外の現役競走馬の中に、その名もずばり、シャドウファックスさんがいるではありませんか。色は灰色じゃないみたいだけど。馬主がトールキンファンなのか、あるいは映画の撮影地つながりか。ともあれ、飛蔭とはこの上なく縁起のよい名。ご活躍をお祈りします。

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[画像] ヒマラヤの僧院 キー・ゴンパ
本年度ベストオブ黄金館で賞。絵画みたいだろ……写真なんだぜこれ

「300」の監督最新作「Sucker Punch」予告編映像
BGMがZEP版レヴィー・ブレイクなのがよい。どんなにおバカなB級映画でも、ツェッペリンやジミヘンの曲を流すとそれだけでかっこよさ1~2割増しに感じてしまう。ふしぎ。

[画像] 完全に別世界!! ドバイの電車、線路、駅が未来過ぎてヤバイ。
奇妙につくりものめいて見えるのは、つくった街のキャパシティに比べて人口がまだ少なすぎるせいかな。あと数十年?ぐらいして超過密都市になったら、そのときこそが都市景観として真の味わいどきではあるまいか。

[画像] Test Station of Naval Armament in Makhachkala
カスピ海に浮かぶ兵器試験場の廃墟。これをもっとずっと大規模にするとリアルICOの城みたいな感じになりそう。仮想空間上でなら、いずれそういったものも作られて体験できるようになるかもしれない。というかなってほしい。

「ゼロ年代SF100」(大森望選)
ここに挙がってないもので個人的マストアイテムを挙げるとしたら、「WORLD WAR Z」、上田早夕里「魚舟・獣舟」、津原泰水「綺譚集」とかかな。古い本の新訳もありなら「エンジン・サマー」。あと荒山徹もSF扱いで。荒山作品でいちばんSFっぽいのってどれだろう。忍法さだめうつし、処刑御使あたりか。

Amazon.co.jp 「柳生大戦争」(講談社文庫): 荒山徹
とうとう文庫化。朝鮮いじりの凶悪さ、家光×友矩の爆笑合体、司馬遼太郎へのツッコミ祭りなど、荒山作品中もっとも「自重していない」のはこれかもしれない。

12/04 S・キング「キャリー」読了。デビュー作ということで、後の作品ほどのゴゴゴゴ感はまだなかったみたい。一種清新な印象。
次は超怖いと評判の「ペット・セマタリー」に行ってみようかと。

[ニコニコ] 【アイマス】アイドルinエルシア 完結+後日談【DnD】
めでたい。純粋に読み物として楽しかった。
D&D世界では人名に英語でそのまま意味の通る苗字や渾名をつけることがあるようだけど、言語の設定とかどうなってるのだろう。架空言語の翻訳なのか、それともベタに現代英語をしゃべってる世界なのか。ドラゴンランスの翻訳版では全部カタカナで処理されてて、そのへんのことがどうもあいまいだった気がする。

NHKアニメワールド 「へうげもの」
監督/真下耕一、制作/ビィートレイン。真下演出でへうげもの……なんかうまく想像できない。NHKだと信長両断などの描写もNGか。やりづらそう。

Togetter - 都知事が規制を推し進める一方、○○では
笑い事ではないと思いつつもやっぱり笑ってしまい誰にともなく申し訳ない気分に
# by umi_urimasu | 2010-11-20 18:01 | まぞむ
スティーヴン・キングに(ようやく)目覚めた
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お久しぶりでございます。気づいたら一ヶ月半も新規投稿をさぼってました。別に身辺に何かあったというわけではないのですが。なんかここまで間があくと、再開するのがなんとなく照れくさい。

呪われた町(上) (集英社文庫)

スティーヴン・キング / 集英社


最近のマイブームはスティーヴン・キングです。ついに僕もキングに開眼できました。「ダークタワー」のさわりで何度も挫折してほとんど諦めかけていたのが、ふとした拍子に「呪われた町」を読んで、一撃でぞっこん。読み終えても「もっとキング作品を!」という激しい渇望がおさまらず、近隣の書店古書店をかけめぐって片っぱしから買い込んできてしまったぐらいです。かくして狭い部屋に本の塔がまた一基建つことに。

「ダーク・ハーフ」、「ミザリー」、「キャリー」、「IT」、「トミー・ノッカーズ」、「ドリームキャッチャー」、「グリーンマイル」、「ゴールデンボーイ」、「深夜勤務」(短編集)、「スニーカー」(アンソロジー)

以上、とりあえずゲットしてきたもの。そしてさっそく「ダーク・ハーフ」を読了。双子の超能力+ヒッチコックの「鳥」みたいな感じで、これまた超怖くて面白かった。しあわせ。続いて「ミザリー」にとりかかり中。しあわせ。
(追記)
11/18 「ミザリー」読了。アニーの「思い出の小道」帳を見つけるあたりからなんかもう勢いが止まらなくなって、ラストのたたみかけにはページをくる指がふるえてしまった。漱ぎ洗いしとかないと!漱ぎ洗いだよ!
11/19 「ザ・スタンド」も全巻ゲット。キング塔の増築スピードがやばい。

スティーヴン・キング 主な作品リスト - Wikipedia
最近頻繁に見ます。未所有本のチェック、作品発表年などを確認したいとき。

どれから読むべきかちょっと迷ったときに初心者向けのおすすめを探してみたリンク。
スティーヴン・キングの小説 - BIGLOBEなんでも相談室
スティーヴン・キングの小説でおすすめを教えてください - BIGLOBEなんでも相談室
スティーヴン・キング お勧め【文庫本】 - BIGLOBEなんでも相談室
スティーヴン・キングさんの作品について質問です。- Yahoo!知恵袋
結局、人によって好みがばらばら、したがっておすすめもばらばらなので、方針は自分で立てるしかないっぽい、ということがわかりました。僕の場合「呪われた町」が非常にツボだったので、初期のホラー系作品が肌に合ってそうな気がする。

キングといえば、ジョジョの奇妙な冒険の元ネタ探しをしながら読むという付随的な楽しみにも期待しています。「呪われた町」でも、文章に傍点を打ちまくったり、ちょっとおかしな倒置法を使っていたりと、似たセンスを感じる部分がけっこうありました。文体については訳者にもよるだろうけど。ジョジョ第一部のウインドナイツ・ロットは、やっぱりセイラムズ・ロットをヒントにしたんだろうか……。

などと、いつも通り好きなものを読み散らかしては積読の塔を増築しつづける日々でござる。

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剣法奥儀―剣豪小説傑作選 (文春文庫)

五味 康祐 / 文藝春秋


五味作品もひきつづき渉猟中。山風や荒山徹は作中で明らかに空想の産物とわかる忍法や妖術をよく登場させますが、五味康祐の場合はそこまで荒唐無稽なものはあまり出てこないのが常です。その代わり、基本リアルテイストな時代劇の中にホントかウソかよくわからないネタをなにくわぬ筆致でさらっと混ぜる、という手をよくつかいます。柳生兵庫助の放屁健康法などもそうだし、この「剣法奥儀」でも「鷹狩りに用いる飼鷹に与える薬でもっとも妙なものは婦人の経水である。切壺(桑の枝の切口にたまった水)や柳の露を女性の月のもので溶いて鷹に与えれば神功ありといわれる」とか堂々と書かれていたりする。いかにもウソくさい。しかし、ひょっとしたら昔はそういった民間療法的な風習がほんとうにあって、五味康祐ほどの人であれば、言い伝え程度にせよなんらかのソースを元にして書いた可能性がありえないとはいい切れないのでは……。どうなんでしょうこれ。識者の知見を求む。
ちなみに「剣法奥儀」の巻末解説はまたもや荒山徹でした。剣豪小説の技法についてオレ様流ランク付けをしてました。C=吉川英治、B= 柴田錬三郎、A=五味康祐 だって。ほんと五味好きだなあこの人。

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「はやぶさ」また快挙 微粒子は小惑星「イトカワ」の物質と確認 月以遠からの回収は世界初
人類史上もっとも遠いおつかいだった。なんか面白いことがわかるといいな

[画像] HBOドラマ「七王国の玉座」写真10点
ロバートバラシオンがマーティン翁並のまるまるしさでややびっくり。サーセイ&ジェイムはドストライク
# by umi_urimasu | 2010-11-14 00:42 | 本(others)