先日、ひょんなことから奈良方面に行く機会がありまして、せっかくだからと柳生の里に寄ってきました。時間がなくて家老屋敷と芳徳寺ぐらいしか見られませんでしたが、とりあえず行けただけでも僥倖です。柳生分チャージ完了。ただしカメラを持参し忘れたため、写真は痛恨の携帯画質。でもまあ、行ったよウヒョー!という記念に貼っておこうかと。
左は柳生家の墓地全景、右は上泉伊勢守を供養した柳眼塔。剣聖ここに眠る、だったらかっこいいんですが、実際にはどこで死去したかはっきりしないらしい。いかにも漂泊の剣豪って感じではある。 左は十兵衛、右は宗矩の墓。山風の「魔界転生」で二人が凄絶な父子対決を演じたその場所に、自分自身もいるというのは妙な気分でした。とりあえず柳生忍法帖がアニメ化されますようにと拝んでおく。 左が宗冬、右が友矩の墓。僕は宗冬というと荒山徹「柳生大戦争」のねじくれたイメージが強いけど、実際には家督をついで将軍家兵法指南役もつとめて特に悪い評判もない、つまり普通に有能な人だったのかも。宗冬の墓からは総入れ歯が発見されているそうです。きっとメイド・イン・コリアだと思います。 左が宗厳(石舟斎)の墓、右は厳勝の墓。厳勝は兵庫助のお父さんね。 宗厳は本来なら一族の中でもっともうやまわれてしかるべき人のはずですが、お墓は息子や孫のものに比べても小さく、後ろの方にひっそり建ってます。なして?大名と単なる一武芸者の格式の差ってやつでしょうか。 左は宗矩、三厳、宗冬による自筆の和歌。なんとなく各人の性格が筆跡にあらわれていそうにも思えます。 右は柳生新陰流の奥義について説明した巻き物っぽい何か。伝書とかそういうやつかな。親切にもイラスト付き。これ誰が書いたんだよ。 というわけで、初めての柳生観光の成果はこの程度でした。やはり時間がなかったのが残念。もしまた行く機会があったら、次はまる一日かけてじっくり見てまわりたいです。 ───── SFファン度調査 SF本の雑誌オールタイムベスト100版 僕の既読は3割ぐらい。平均値あたりかな。 ホラーマニア度調査 (coco's bloblog - Horror & SF) こっちは既読+積読をあわせても一桁。ほとんど未知の分野。 大和田秀樹「ムダヅモ無き改革」ついにアニメ化決定!! 極東の火薬庫ともいわれるあの作品が…!OVAなら大丈夫とかそういうレベルなのかあれは。 [画像] 砂漠の中の難破船 場所はナミビア、骸骨海岸。大統領が海を売っちゃった……わけではもちろんない [画像] WHERE I WRITE SF作家たちの仕事部屋の写真集 優雅で広々した部屋から平積みで壁ができてるような部屋まで、十人十色のワークスペース 既読と未読の間 coco's bloblog - Horror & SF 読んでないことは恥ではない。見栄を張ることが恥なのだ!覚悟完了。謙虚さを忘れぬ読書人生を送りたい おたくが愛す近未来世界 | ニューズウィーク日本版 なんだろうこの違和感。ギブスンとディックの比較がなんか微妙に思える
by umi_urimasu
| 2009-08-06 22:32
| まぞむ
|
最近のエントリ
「ゾンビ・ダイス」のようなものをお手軽に自作して遊ぶ
シルヴァン・ショメの異形の世界 「朝鮮通信使いま肇まる」 荒山徹/「マルドゥック・フラグメンツ」 冲方丁 「ザ・スタンド」 スティーヴン・キング 「ねじまき少女」 パオロ・バチガルピ 荒山先生はいつも楽しそうでいいよな 「友を選ばば」 荒山徹/「痩せゆく男」 S・キング/「大暗室」 江戸川乱歩/他 日本人はなぜクトゥルーを怖がらないのか 「異星人の郷」 マイクル・フリン 路傍のラピュタロボット 「ペット・セマタリー」 スティーヴン・キング すべての美しい木曽馬(?) すべての美しい競走馬 スティーヴン・キングに(ようやく)目覚めた ゲームのリアルリアリティ 中世の料理と風呂について: 司教様ご一行フルコース食い倒れツアー 統計: ファンタジーにおけるドラゴンの流行色 ロシアの伝説に残るユートピアとしての日本国 テッド・チャン インタビュー [2010.07] "On Writing" 時代小説、SF、ボーイズラブ、大食死 あとゾンビ 「テルマエ・ロマエ」 第1巻 ヤマザキマリ 忍法帖の姫キャラ比較 覚悟のススメみたいなノベルゲーム探してます 「天地明察」 冲方丁 映画 「第9地区」 映画 「シャーロック・ホームズ」 一生に一度は行ってみたい空想都市 荒山徹作品の再現コラ画像 「年間日本SF傑作選 超弦領域」/他 「ブラッド・メリディアン」 コーマック・マッカーシー PCが壊れると積読が崩れる トールキン「ホビットの冒険」訳文チェック 「柳生天狗党」 五味康祐 「ユダヤ警官同盟」 マイケル・シェイボン 映画 「ストレンヂア 無皇刃譚」 「あなたのための物語」 長谷敏司 「自生の夢」 飛浩隆 「洋梨形の男」 ジョージ・R・R・マーティン 「息吹」 テッド・チャン 年とるとライトノベルが読めなくなる 「海島の蹄」荒山徹 「煙突の上にハイヒール」小川一水 「柳生武芸帳」五味康祐 Yahoo! 剣豪知名度ランキング 「鳳凰の黙示録」荒山徹 「乙嫁語り」森薫 「すべての美しい馬」コーマック・マッカーシー 「順列都市」グレッグ・イーガン カテゴリ
以前の記事
最新のトラックバック
ライフログ
その他のジャンル
記事ランキング
|
ファン申請 |
||