人気ブログランキング | 話題のタグを見る
TRPG小説を除外するSFの定義
このエントリーを含むはてなブックマーク
「その世界での厳密なルールの範囲内で、すべての事象が起きる」がハードSFの定義だとTRPGの小説版はすべてハードSFになってしまうので、もっと別の言い回しか補足が必要
SFムーンストーン enziの日記
こういうときは、SFとファンタジーのちがいに関するテッド・チャンの意見とかを利用してみるといいんじゃないかと思います。「ファンタジーでは宇宙の法則が個人の個性を区別するが、SFでは区別されない」ってやつ。

チャンの言い分は、砕いていえば「SFの主眼はキャラクター固有の物語ではない」ということです。主人公の成長とか冒険とか生きたとか死んだとか、そういう個人の運命の話がファンタジーでは重要です。TRPG小説にも似たようなのが多いんじゃないかな。でもSFの主眼はそういう部分には置かれません。SFで肝心なのは、「ルールに厳密にしたがった結果、その世界が現実と比べてどのようにズレたものに変わるか」というところです。重要なのは「ルールに起因するズレ」であり、人物の運命などはこれに比べればおまけも同然です。

「いくらルールを厳密に守っていても、その結果起きる事象がありきたりな成長や冒険や死といったものごとでしかなければSFとは呼べない。逆に、起きる事象がルールに照らして理にかない、なおかつ『そのルールのせいで』世界を意外な姿に変容せしめていれば、それはSFと呼べる。」
てな感じの見方を、僕はSF度合いを計る個人的な基準のひとつにしています。実際にはそれだけでSFと非SFにぶった切るような本の読み方はほとんどしてないし、するメリットもないと思うけど。

こういう自分用の考え方をきちんとした定義文にするのは難しいですね。シンプルな言い方が思いつかない。

─────
「氷と炎の歌」 登場人物出演章ランキング
まさかのサー・マーリン7位。おそらくサーセイとティリオンに引っぱられてるんでしょう。

尻毛を決して剃ってはいけない理由 (JGeek Log
「人体に無駄な器官など何も無いのだよ、関口君」といったところですかな。

[画像] ありえないほど満員な列車 その1  その2  その3
パキスタンではよくあること、なのかどうか

[画像] 大自然の驚異をひしひしと感じることができる異様な雲いろいろ
[画像] 巨大嵐の写真サイト Extreme Instability
恐怖症の一種に、雲恐怖症(Nephophobia)というのもあるらしい。怖い怖いといいつつせっせと雲の画像を集めたりしてるのは、Nephophobia?それともNephomania?

宮崎駿監督、麻生首相の自称「漫画好き」に苦言
公にしても恥ずかしくない程度の趣味なんて大して面白くないよ。宮崎駿がこっそり作る恥ずかしいアニメにはかなり需要があると思われる。

[ニコニコ] 魂のソフラン
まずその発想に脱帽。永世マイリスト入り

[画像] ロシアのケーキアート  (Damn Cool Pics)
「食べ物に見えない」外見に傾ける技術と情熱がすごいです。味はうまいのかなあ

[異形の群れ] Armageddon Days Are Here
クトゥルーでほっこり

[画像] 13 of the Coolest Art Installations in the History of Burning Man
アメリカ・ネバダ州の砂漠で毎年行われるアートフェスティバル。巨大オブジェがいっぱい
by umi_urimasu | 2008-11-19 19:57 | まぞむ


<< ファンタジーとマジックリアリズ... 「クリプトノミコン 〈1〉 チ... >>