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OVA「ジャイアントロボ THE ANIMATION ~地球が静止する日~」GR-3

OVA「ジャイアントロボ THE ANIMATION ~地球が静止する日~」GR-3_a0030177_22323277.jpg「我ら十傑衆が集まれば、大怪球の一つや二つ!」

と大気炎を吐いた矢先に捕獲され。

残月ゥゥ!!


こんなものがあっていいのか。型破りにもほどがある。おそらく10年、いや20年に一本の怪作でしょう。
アニメーションならではの斬新な表現などと大層なことを口では言いながら、実は模倣の模倣のまた模倣にすぎない……そんな「どこかで見たような」表現で埋めつくされた娯楽アニメが氾濫する現代において、この「ジャイアントロボ THE ANIMATION」シリーズはあまりにも、あまりにも異彩を放っています。常識ってものがまったく通用しないあのキテレツ演出、話の種に見ておいて損はないよ。

というわけでクライマックス目前、EPISODE6:「罪と罰」まで観了。

復讐に燃えるBF団の若きエージェント・幻夜、またの名をエマニエル・フォン・フォーグラー。彼のあやつる無敵の大怪球によって、地球静止作戦の完遂はいまや間近に迫っていた。しかし、大怪球のアンチ・シズマドライブは敵だけでなく、味方のBF団までも窮地に追い詰めてしまう。策士・孔明の企みに不審を抱きながらも、事態を掌握すべくついに動き出すBF団十傑衆。その圧倒的な脅威を前に、国際警察機構はどう立ち向かうのか。すべての始まりであった惨劇の地・バシュタールにおいて、地球の命運をかけた決戦の火蓋が今、切って落とされる───。


ちなみにBF団十傑衆とは、

衝撃のアルベルト。
混世魔王・樊瑞。
幻惑のセルバンテス。
激動たるカワラザキ。
暮れなずむ幽鬼。
命の鐘の十常寺。
白昼の残月。
マスク・ザ・レッド。
直系の怒鬼。
素晴らしきヒィッツカラルド。

以上十人。何というか、とにかくものすごい人たちだった。いったい何なんですかあなた方はと。「素晴らしきヒィッツカラルド」の指パッチン攻撃、あんなのありかよ。今川泰宏という人の辞書に穏便という文字はないのか。
とにかく全てがむちゃくちゃです。面白すぎる。

───
十傑衆登場のインパクトがあまりに強すぎて紹介が飛んでしまいましたが、GR-2もやっぱりとんでもない出来でした。特にEPISODE:4「豪傑たちの黄昏」でのアルベルトVS戴宗の対決、青面獣の楊志VSコ・エンシャクのあたりが凄い。全編のバックに流れるワルシャワフィルハーモニーの壮大な音楽も効果絶大です。

そして今や残すは最終話、EPISODE:7「大団円 ~散りゆくは美しき幻の夜~」のみ。
いったい何がどうなることやら。予想も想像もつかん。
by umi_urimasu | 2005-09-09 22:38 | アニメ・マンガ


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