「あなたのための物語」 長谷敏司
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a0030177_22494782.jpg読み心地は「めちゃくちゃ鬱入ったイーガン」。
死病に侵された孤独な女性研究者の苦痛と恐怖と怨嗟にまみれた、意識と死についての思索小説です。信仰や感傷といった逃げ場を完全に封じた、むきだしの「死」の無意味さを突きつけられるため、自分にひきつけて読むと猛烈に気がめいる。しかし同時に、そのストレスに釣りあうだけの知的興奮も味わえる。恐ろしくへヴィな作品でした。

あまりにも気分が凹む話なので、僕の頭にもITP制御部がついてて感情コントロールができたらいいのにとすら思いましたが、もちろんそんなことはできません。そこで原始的な代替手段として、できるだけおバカなギャグ作品でも鑑賞してみようということになった。んで、「ニニンがシノブ伝」を久しぶりに見てしまいましたよ。すごい!効果てきめん!おかげでかろうじて精神的健康が保たれた。う~んおっぱい。

読後、ひっかかってる疑問がひとつあります。
作品最大の泣かせポイントともいえる、wanna be の自殺がもたらす感動の正体がいったい何なのか、どうもよくわからないんですね。作中で明記されてたように、生粋のITP擬似人格は肉体をもたないため、「恋愛をしてひとりであることをやめることは個体を失うことと同義」です。つまり、恋イコール死。そのうえ、wanna be にとってはサマンサという唯一の読者が世界のすべてであり、恋愛対象もサマンサ以外になく、そして彼のアイデンティティは道具として彼女の「お役に立つ」こと。ゆえに、じつはサマンサがどうなろうが wanna be に「彼女のために死ぬ」以外の行動はとりえない。それが何か尊い心性の発露のようにみえるのはただの錯覚だし、サマンサの感傷も欺瞞でしかない。彼女自身もそんなことは承知してる。ただしそれでも、死がしあわせなものでありうるという幻想を与えて彼女から「ことばと意味を奪い」、死を待つ時間のうちのいくらかを物語に逃げて過ごさせたのは、確かに wanna be の自己犠牲のおかげであって。
うーん。やっぱりわからん。wanna be の死はあまりにも理にかないすぎてる。身もフタもない言い方をするなら「そうなるように設計された道具だったから」死んだだけでしょう。なのに感動した。ありゃなんだったんだ。

あと、帯の惹句には「イーガン、チャンを経由し伊藤計劃に肉薄する」とあるのですが、むしろこれはイーガン的な問題にとりかかる手前で「死」という絶対的な障壁をぶっ立ててるプレ・イーガン的な位置づけの作品ではないかと思います。人格がデータ化できても死そのものへの恐怖や怒りやなんやかやはどうせ克服できないよ、っていうのが結論ぽいし。いつもイーガンが描いてるのはそこを特異点として避けた先じゃなかったっけ。

(追記)
昨日のひっかかりは、「愛着ある道具を失う」と「恋人が死ぬ」を等価とみなすことへの心理的抵抗だったんじゃないのかなあ、と思いはじめました。これが「虚航船団」だったら、ごく自然にうけいれられるんですよ。虚構性が強いから、かえって思い切りよく感情移入できる。ディズニーとかもたぶん同じ理由でいける。でもこの作品ではひっかかってしまった。ITP人格が、完全に道具でありながらかぎりなく人間に近く、しかも適度にリアリスティックな存在である、そのリアリティのせいで「リアルで死なれてほんとにこうなるの?」と戸惑いをおぼえてしまったのではなかろうか。などとさかしげに自己分析してみた。
長谷敏司『あなたのための物語』 - logical cypher scape
少しネットで探してみたら、こちらのレビューでぽろっと「亜人間の生と自由の問題」について指摘されてました。あのへんが気になったのは僕だけじゃないんだろうと思っておこう。

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美少女と金について1日2時間は考える - 高遠るいDIARY
> やっぱり美少女には軽度のお色気が何よりも求められていて、怪獣とか全裸とか重傷とかじゃないんだってことが身に沁みた
プロの娯楽漫画家が今ごろ何をいっとるんじゃという感じですが、今ごろそんなこと言ってるようだからこそミカるんやシンシア・ザ・ミッションみたいな作品が描けるのだとも考えられる。できれば今のままでいてほしいかも。

[画像] 民俗学っぽい画像をダラダラ貼っていってみる
魅惑の妖異空間。遠野物語、読んでみたいなあ。

コニー・ウィリス インタビュー - 12/21/2009
Blackout と All-clear についてのチョイ話など。昔、初めての作家会議でジョージ・R・R・マーティンに「今このときにSF界に入ってくるとは気の毒な……もう死にかけのジャンルだよ」とかいわれたらしい。ここでは景気のいいこと言ってるけど。まあこの人たちはジャンルがどれだけ斜陽でも自分は超絶技巧でどうとでもしのげるから余裕こいててもよさそう。

↓ ハーモニーの英語版書影。女の子型ハザードマークみたいなのはいいセンスだと思う。
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# by umi_urimasu | 2009-12-23 22:57 | 本(SF・ミステリ)
「自生の夢」 飛浩隆
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a0030177_1934855.jpgまたすごいのきた。「NOVA 1 書き下ろし日本SFコレクション」に収録、飛テイスト全開の google-twitter 言語SF。もう好きすぎて好きすぎてとにかくひたすら好きです。ノスタルジックな昭和の香り、液体金属的(?)なビジュアルイメージ、抑制のきいた官能性と残虐性。とてつもなくおいしい。今回もごちそうさまでした。


読ませるだけで人が死ぬ殺人言語をあやつる作家、言語によるカタストロフィ、というとネタ的には幻詩狩りみたいですが、読んだ感触では「自生の夢」は「象られた力」の系列に並ぶ作品のような気がします。ラストはなんとなくグランヴァカンスのうさぎのエピソードを連想。わずか一文で心をえぐられる。文章うまいなあ。

作中に出てくる思考言語化支援ツールは、twitterの超すごい版。それを蓄積する巨大情報検索ライブラリはグーグルのすごい版。これらのツールによってこの世のありとあらゆるものが言語化・関連付け・描写される世界の中では、情報知性体が生まれ、死んだ人間の仮想人格までもが自在に再現される。……とかいうところまでいくとちょっと空想的すぎるかもしれない。でも、仮に実際にそんな高機能な言語ツールがあったらどんなことが起こりうるか、それほどのツールをもってしても言語化できないものがあるとしたらそれは何か、っていう考えは面白そう。特に後者はその存在を忘れられてしまいがちな気がするので、こうしてちゃんと拾ってくれる作品は貴重かも。

たとえばあるテクノロジーが普及したせいで使われなくなり忘れられてしまった感情や意識の一部があった場合、それは消滅したわけではなく単に起爆待ちの状態にあるだけかもしれない。ひょっとしたらtwitterやgoogleに慣れすぎた人類は何かヤバイものをうっかり忘れてしまい、あとで困った事態に陥らないともかぎらない。技術革新の際の忘れものには気をつけましょう。

あと、余談だけどウェブサービスに知性が宿るという発想がらみで思い出したのがいつぞやのgoogle叛乱ネタ。
Rauru Blog ≫ Blog Archive ≫ 人工知能の叛乱
もしグーグル先生に自分で考える機能を与えたら、彼は人間をどんなふうに認識するのか。ひょっとしたらデータベースの質を下げるようなふるまいをするだけの「消せるなら消したいノイズ源」としかみなさないんじゃないか。それはもう雪風のジャムに近い存在だ。googleが思いつく殺人プランとかリアルに考え出すとかなり怖いです。

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[画像] Amazing Artwork from GRRM’s A Song of Ice and Fire
「氷と炎の歌」の風景画4点。キングズランディングの町並の圧迫感がいい感じ

「ムダヅモ無き改革」 公式ホームページ
監督:水島努、脚本:大和田秀樹。完成の暁には海外の視聴者の反応がどうなることやら

グレッグ・イーガンの「アバター」評
少々皮肉なコメント。「話はお粗末だけど現時点でのCG技術の到達点を見たい人はどうぞ」ということらしい。

更新: VIZ Haikasoru 英訳日本SF 刊行予定タイトル
伊藤計劃「ハーモニー」が追加されました。できればギブスン-黒丸風文体はギブスン調に逆翻訳してくれるといいな。そんなことできるのかどうかわかりませんが。他に野尻抱介「ロケットガール」、林譲治「ウロボロスの波動」、乙一「夏と花火と私の死体」も。
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# by umi_urimasu | 2009-12-16 21:20 | 本(SF・ミステリ)
「洋梨形の男」 ジョージ・R・R・マーティン
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a0030177_20542746.jpgなぜだろう。どこにでも転がっているようなありふれた話なのに、異様に面白く感じる。それだけストーリーテラーとしての技術が優れているということなんでしょうか。「フィーヴァードリーム」、「タフの方舟」、そして「氷と炎の歌」を書いてのけたジョージ・R・R・マーティンであれば、むしろそれぐらいできて当然と思うべきなのかもしれませんが。弘法筆を選ばずっていうしなあ。


収録作品は1981~1987年ごろに書かれたホラー系の中短編六本。「モンキー療法」が1984年ローカス賞、「子供たちの肖像」が1986年ネビュラ賞、「洋梨形の男」が1988年の第一回ブラム・ストーカー賞と、なかなかの大盤振る舞いです。作中のできごとが現実なのか、それとも語り手の妄想なのか、どちらとも取れる読ませ方があまりにスマートで、怖さ以上に語りの技巧にびびってしまいました。なんたる小説上手!

ところで、僕がマーティンの小説でいつも楽しみにしているのが食べ物描写へのこだわりです。聞いたこともない海外の珍しい料理、高級すぎて想像がつかない料理、郷土料理からジャンクフードまでの多彩なメニュー。登場人物がさもおいしそうに食べていたりすると、読んでるこちらも釣られて食欲がわいてきてしまいます。氷と炎の歌の婚礼大宴会、フィーヴァードリームのハングリーなアメリカ料理、タフに出てくる宇宙グルメ(?)描写、いずれもたいへん印象的なものでした。この作品集の中でも、特に「モンキー療法」は暴食とダイエットがテーマなだけあって、高カロリー料理の描写がこってり山盛りです。よくわからないのもたくさん。たとえば子牛のコンドンブルー、ぺパローニ・ピザ、ライスを詰めたロック・コーニッシュ鶏、キールパーサ・ソーセージ、イタリア菓子のカンノーロ、などなど。「スレンダー&シーゴー」ってのはなんだろう。ダイエット食品の一種?

こうした食の描写の過剰さは、単に趣味的なことだけが理由ではないように思えます。「食べる」という行為は本来暴力的なものであり、ホラーという表現をつかえば、食事という日常的な行為の底に抑え込まれているその衝動により深く触れることができるから……とかそんな狙いもあるのではないかと。表題作「洋梨形の男」のキーアイテムであるスナック菓子が、狂気、不潔さ、幼児性の象徴のようにおぞましいものとして描かれているのも、あるいはそういう目的があってのことかもしれません。
cheese doodle - Google 画像検索
ちなみにそのスナック、チーズ・ドゥードル(たぶん日本でいうおやつのカールみたいなもの)はアメリカではけっこうポピュラーな銘柄らしいです。ひどい色だ。おいしいんでしょうかな。

「子供たちの肖像」は、フィクションの中の登場人物がかつてそれらを生み出した作家を夜な夜な訪れて彼を苦しめるという話。作者いわく「書くこと、そして作家が自分の夢と恐怖と記憶を掘り起こすとき支払う代償についての物語」だとか。作家はどんなできごとでも小説の材料にしてしまうけど、モデルにされた現実の関係者にとってはたまったもんじゃない、というやつですね。現実か虚構か、二つに一つという極限状態へ追いつめられていく過程がまるで計ったような意地わるさ。さすが作中人物いじめに定評のあるマーティン翁です。自作の登場人物との交流は、作家なら誰もが抱く願望かもしれませんが、これほど神経がすりへるとしたらいかがなものか。まあ、それでも会えるものなら喜んで会う、もとより覚悟完了済みだ、という人もいそうだけど。筒井康隆とか。

余談。今、アメリカはちょっとしたヴァンパイアブームの渦中にあると聞きます。これはまたとない好機なのでフィーヴァードリームが映画化されるよう念じてみる。吸血鬼×(外輪船+南部)=燃え。監督はPJあたりで、ジョシュア・ヨーク役にはクリスチャン・ベールとかではどうだろう。見たい。それ見たいっす。

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[画像] アミルとエマ
森薫ヒロインズのイラスト
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# by umi_urimasu | 2009-12-10 21:00 | 本(others)
「息吹」 テッド・チャン
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a0030177_2344934.jpgやっぱすげえええええ!翻訳で読んであらためて感動。美しいです。ほんとに、テッド・チャンはテッド・チャンにしか書けない小説しか書かないな。

内容に触れている人をあまり見かけなかったので、ちょっと詳しく紹介してみます。慎重に書いたつもりですが微妙にネタバレかもしれません。一応ご注意ください。

「息吹」 (原題: Exhalation)

すべてが機械仕掛けのその世界では、「空気」が生命の源とされていた。機械の身体をもつ住民たちは毎日、もよりの〈給気所〉で空になった「肺」を新しい空気の詰まった肺に換装し、一日分の空気を補充する。この世界の果ては巨大なクロムの壁に閉ざされていて、壁の外がどうなっているかは誰も知らない。
あるとき、その世界にちょっとした異状が発生した。世界中の水銀時計が、ほんのわずかながら、徐々に早まり始めているという噂が広まったのだ。その知らせに危惧を抱いたとある解剖学者は、自分で自分の脳を解剖しようと決意する。実験の目的のひとつは、積年の謎である記憶と思考のメカニズムを解明すること。そしてもうひとつは、時計の遅延の原因についての手がかりをつかむこと。しかし解剖学者が明らかにした世界の真実は、この上なく無慈悲なものだった……。
あらすじはこんな感じ。機械世界の牧歌的な生活がかもし出す寓話的な雰囲気、脳解剖シーンの機械曼荼羅的なイメージ、そして残された切なる祈り。たった13ページでこれだけ揺さぶられる作品も稀ですね。

作品のテーマは、いってみれば「存在賛歌」でしょうか。「宇宙は滅ぶ。しかし君よ嘆くなかれ。なぜならここにいた我々の存在自体がすでに奇跡なのだから」みたいな。
この物語の中で、宇宙の滅亡はあまりにも当然の原因からくる当然の結果として訪れます。「孤立閉鎖系においてエントロピーは増大の一途をたどり、やがて平衡状態に達する」というあの法則によって。空気の気圧差を活動源とする機械人たちにとって、密閉された世界から出ることもかなわず、気圧の差がゼロになる日をただ待つことしかできないと悟るのはどれほどやるせなかったことか。

物語の語り手が書き残した手記は、いつかこの滅び去った世界の廃墟を訪れるかもしれない、どこか別の宇宙からの探検者へのメッセージでしめくくられています。
「我々の宇宙は、静かなしゅっという音だけを残して平衡状態に達したかもしれない。しかし、この宇宙がこれだけの豊富なものを生み出したという事実こそが奇跡だ。それに匹敵するものがあるとしたら、あなたがたの宇宙があなたがたを生み出したという奇跡くらいのものだろう。」
もし我々のこの宇宙も閉じた系なのだとしたら、やはりエントロピーは無慈悲に単調増加をつづけ、いつかは滅亡のときがくるでしょう。しかし、終状態がひとつでも、そこに達するまでの経路には無限のパターンがありうるのだそうです。その無限の道すじのうちの一本をたどって、この僕たちが現に今ここにこうして生きているわけで、よく考えたら、いやよく考えなくても、そりゃちょっとすごいことなんじゃねーの。と、ここに至って宇宙生滅の流れの中に自分ごときの人生がなぜかしっくりはまってしまうこの驚き。そこであなた、タイトルが「息吹」ですよ。まったく、イイ話じゃありませんか。


グレッグ・イーガン「クリスタルの夜」も同じ雑誌に収録されていたので読みました。
こちらは「順列都市」の補足的な作品。AIが進歩していけばいずれ、人間なみの知性を持つときがくる。そうなったときに、彼らを仮想空間上で育てている人間が「進化の促進のためにはしかたないことだからメンゴメンゴ」といいながらAIたちにひどい苦痛を与えたり、非人道的(非AI道的?)な仕打ちをしたりすることも、まあ確実に起こるだろう。それって許せると思う?どうよキミ?という、AI倫理問題についての問いかけ。まああれですな、いつものイーガンの裏返しのような感じですな。お得意のネタにしては地味な作品という印象をうけましたが、オチが少々おとなしかったせいでしょうか。もはや、宇宙をつくったり潰したりするぐらいでは驚きすらされず地味とかいわれてしまうイーガンさん。

以上、どちらの作品もSFマガジン創刊50周年記念号に掲載されてます。その囲み記事に書いてあったんですが、テッド・チャンの次の新作は「商人と錬金術師の門」の前から書いていたAIものの中篇で、すでに完成まぢかだって。楽しみすぎる。

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2009-12-05 - 題材不新鮮 SF作家 飛浩隆のweb録
近日発表の新作は「零號琴」「自生の夢」。空の園丁は、空の園丁はいつですか……

芦名星が主演!初映画化「七瀬ふたたび」
また七瀬か。いつかはガスパールや夢の木坂にも映像化チャンスがめぐってくると信じたい

伊藤計劃のハーモニーがSF大賞(も)受賞したそうで。おめでとう、と言いたいけどやっぱり早世が惜しまれる。

森見登美彦『四畳半神話大系』TVアニメ化
監督は湯浅政明。奇人変人いっぱいの不条理劇的平行世界がどう描かれるか、ちょっと楽しみ
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# by umi_urimasu | 2009-12-01 23:15 | 本(SF・ミステリ)
年とるとライトノベルが読めなくなる
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なぜか唐突に、「たまにはラノベっぽいラノベでも読んでみるか」という波がやってきました。で、何冊か読みあさってみました。そしたら以前よりさらに苦手の度合いがひどくなっていて、自分の嗜好がこういうものから完全にかけはなれつつあることを痛感するはめになって意気消沈しちゃったという話。

a0030177_202498.jpg「少年テングサのしょっぱい呪文」 牧野修
典型的ジュヴナイルにグロコメディ風の味つけ。でも変態っぽさが全然ない。物足りない。牧野修なのに。ティーンズ向けだからって手加減しないで傀儡后や楽園の知恵やMOUSEみたいなギタギタの変態SFをやっちゃえばいいのに。というのは無責任な読み手の的はずれな要求であって、ラノベを読んで変態度が足りないと不平をいうのは、たぶん八百屋の軒先で魚が売ってないとごねるようなものなんでしょう。

a0030177_2024236.jpg「ANGEL+DIVE〈1〉STARFAKE」 十文字青
ハーレム、魔法、超能力、中二病の黄金方程式。忍耐心の折れる音が聞こえたような気がした。登場人物の胸ぐらをつかんで「いったい何が言いたいんだこの野郎」とどやしつけたい衝動にかられてしまう自分も大人げないですが。それにしても300ページ以上もこれといった大事件が起こらずキャラ紹介的な日常が延々とつづく展開は、ノリが合わない身にはきつい。いくらつづきものだからとはいえ、ちょっと悠長すぎやしないか。

a0030177_20243859.jpg「迷宮街クロニクル1 生還まで何マイル?」 林亮介
現代日本を舞台にしたウィザードリィ青春群像劇。細かく作ってるわりにいいかげんな設定が気になりました。迷宮探索者の一日の収入が平均4万円で、死亡率が14%とかどういうことでんねん。仮にそんなのが一般的な職業として成立する架空の日本がありえたとして、わざわざ好んでそんな仕事につく人はたとえ死んでも完全に自業自得なわけで、いくら悲しそうに死なれても同情のしようがない。しかし、この程度の理不尽さをスルーできない人はそもそもラノベ読みに向いてないんだといわれればそれまで。

a0030177_20244934.jpg「化物語(上)」 西尾維新
「美少女とオタク漫才を楽しむ」というストレートな目的のみに特化した小説。なんだか妙な懐かしさを感じます。葉鍵時代の二次創作小説などに近い感触か。ダジャレ半分オタネタ半分のおしゃべり文章芸だけで何十万部も売れる本というのは出版業界広しといえどもほんの一握りのはずで、じつは相当すごいことなのかもしれない。個人的に戯言シリーズのころはまだ抵抗感も少なく読めていたような記憶があるけど、もう無理。まるで受けつけられなくなってる。

a0030177_2025044.jpg「オイレンシュピーゲル壱 Black&Red&White」 冲方丁
マルドゥック・スクランブルの見てくれをよりラノベ向きにした修正版という感じ。社会悪の犠牲になった不幸な少女たちが命がけの戦いをへてトラウマを克服し、残酷な世界で生きぬく意志を育てていく、というパターンは共通。ただし主人公は元気でパンクな不良少女風、衣装やガジェットもかなり狙ったデザインに。コスプレだパンツだと扇情的な描写がくどいのは話の背景のへヴィさにそぐわない気もしますが、そういうギャップこそがラノベらしさか。あと、ヴェロシティ文体はやっぱり読みにくいです。慣れるまでがたいへん。

a0030177_20481581.jpgこうしてほうほうの態でラノベ界から逃げ戻り、バランスをとろうと小川一水「天涯の砦」を読み始めました。そして驚愕。なにこの居心地のよさ!圧倒的な安心感!自分がこれほどまでにSF体質になりきってしまっていたとは。この傾向が今後自分の読書人生にどんな影響を及ぼすのか、漠たる不安をおぼえます。年をとるにつれて好きなもの以外読めなくなり、どんどん許容範囲がせばまっていくんじゃないかと。まあ今でもすでに十分狭すぎるくらいですが。これ以上狭くならないように、苦手なものでも我慢してときどき読むことを自分に課すべきかな。むむむむ。

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ハイルブロンの怪人 - Wikipedia
プラヴォ・ヤズディ - Wikipedia
ホントにあったウソみたいな架空の犯罪者ネタ。世界警察史うっかり大賞にノミネートしたい
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# by umi_urimasu | 2009-11-27 20:52 | 本(others)
「海島の蹄」 荒山徹
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a0030177_220657.jpgあれ?狂ってない。荒山徹なのに全然狂ってないよ。珍しく妖術も忍者も怪獣も出てこない、正統派の歴史小説でした。この人らしいツンデレ韓国史観はあいかわらずで、韓国史上最高の英雄とされる李舜臣を(「してやったり」とでもいわんばかりに)いやらしい腹黒狡猾キャラに改変したりしてますが、ストーリーはあくまで史実尊重指向。まあ、普段があまりにもアレなので、たまにはこういうまじめなのもいいです。読者としての正気ぐあいの確認にもなるし。それに正史について知っておけばおくほど、異本としての伝奇を読む面白さも増加するわけだし。伝奇を愉しまんと欲すればまず正史を学ぶべし。これも小説の兵法というものでしょう。

今後の荒山徹作品への期待、というよりはただの妄想なんですが、いつか元朝時代を題材に「モンゴル柳生VS朝鮮妖術VS耽羅忍法!大決戦」みたいな話を書いてくれたら楽しいだろうなあ、と思っています。
義経=ジンギスカン説 - Wikipedia
こういう巷説伝承のたぐいをつなげたり広げたりしていけば、日中韓をひっくるめたかなり壮大な風呂敷もあるいは可能なのではないか。徳川家康(トクチョンカガン)にならって、源義経(ウォンイギョン?)なんてどうだろう。

そして、モンゴル帝国まで伝奇柳生の射程に入れることができれば、ヨーロッパまではもはや一足一刀の間合いです。フィクションの中でヨーロッパと柳生/新陰流ネタをつなげようとこころみた前例は、これまで皆無ではなかったでしょうけれども(十兵衛ちゃんとかジンゴイズ伯爵とか)、がっちり歴史考証をして本格的に欧州柳生をやっちゃった作品というのはまだ聞いたことがない。だからこそ夢みてしまう。モンゴル柳生やシベリア柳生ができるんだったら、柳生十字軍とかビザンチン柳生とか神聖ローマ柳生だってできるかもしれないと。
柳生十字軍!なんたる恥ずかしい響き。重症だ。

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美少女エルフも登場! 角川つばさ文庫版「ドラゴンランス 3 城砦の赤竜」が発売
表紙は萌え系ローラナ。なじみ深い作品をこうしたラノベ的なイメージに変換して読んでみたら、それはそれで興味深い体験になるかも、と思わないでもないんですが、元からのイメージがどうしてもリセットできそうにない。子供のころに刷りこまれたイメージというのはとてつもなく堅固なものらしい。そう考えると、人と本がいつどのような形で出会うかってのはすごく重要。

ハヤカワ・オンライン|早川書房 刊行予定
コーマック・マッカーシー「ブラッド・メリディアン」が12/25予定。ワオ。

e-hon 本/「歪み真珠」山尾悠子 国書刊行会
> カルト的な人気を誇る著者の新作小説集が6年ぶりに登場。バロックなイメージが渦巻く傑作幻想小説集
12月下旬予定。今度こそほんとに出るんだろうか。

『正座と日本人』丁宗鐵 松岡正剛の千夜千冊・遊蕩篇
日本人の「かしこまった座り方」はいつから、そしてなぜ、正座ということになったのか?いろいろな図画書物にあたってみたものの結局まだよくわかんない、ということらしい。

慶応2年から平成20年までのベストセラーをリストにしてみた
出版業界の豆知識 ベストセラー 明治3年~平成21年(元データ)
出版部数のデータもどこかにないかな

[ニコニコ] 【アイドルマスター】3A07 ~Memories are here~
全編フル3Dアニメの22分ドラマ。制作にかけられた手間ひまがいったいどれほどのものなのか、想像もつかない……アイマスは愛されてますなあ
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# by umi_urimasu | 2009-11-19 22:10 | 本(others)
「煙突の上にハイヒール」小川一水
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a0030177_8151561.jpg「ちょっと未来の道具で始まるちょっといい話」をとりそろえた作品集。もともと技術系ハードSFを得意とする小川一水ですが、これはそっち系の読者のためではなく、あくまで広く一般人向けに書かれたもののようです。物語は日常ドラマから逸脱せず、出てくる機械もカメラや介護ロボットといったわかりやすいものばかりで、読後感はすっきり爽やか。話題は平凡なOLやさらりまんの恋愛、仕事、趣味のことまで。科学の話は深入り禁止。

そういう趣旨の本なので、硬いSFを主食にしているような人にとっては張り合いがないと思います。でもそんな人たちのことを気づかってくれたのかどうか、一応「白鳥熱の朝に」というガチSFな作品もひとつ収録されています。これはパンデミック後に生き残った人々の苦悩を描く、いわばプチ「復活の日」。実際に近い将来の世界的大流行が懸念されている新型インフルエンザ(H5N1型)を題材としており、想定される蔓延のプロセスからポスト・パンデミック期の社会問題などにまで目くばりが効いていて、ちょっと考えさせられる内容です。僕も思わず真剣に読んでしまいました。明日はわが身ということも十分ありうる話だ。くわばら。

ところで、表題作「煙突の上にハイヒール」に出てくる「Mew ミュウ」、これはプロペラのついたランドセルを背負って空を飛ぶ一人用ヘリコプターみたいなものなんですが、じつはそれっぽい道具はすでに実用化され、販売もされているみたいですね。もちろん燃料電池式じゃなくてガソリンエンジンだけど。
GEN CORPORATION
自転車感覚で乗れる1人乗りヘリコプター
メーカーは日本のゲン・コーポレーションというところ。なんでも社長の趣味の延長で開発されたらしい。見た目は少々もっさいし騒音もきついですが、最大高度1000m、時速90km、飛行時間30分と、性能はMewと比べても見劣りしません。というか、むしろこちらがMewの直接の元ネタではあるまいか。ただし、スペックが足りていても種々の法規制がかかるため、日本では自由に飛びまわるなどもってのほかだそうで。

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テッド・チャン インタビュー 「地獄とは神の不在なり」を巡って
これは貴重!宗教と科学、神の存在、自由意志と決定論などのテーマを、それぞれの作品でどのように扱っているか、チャン自身が懇切丁寧に語ってくれています。作家志望者へのアドバイスとして、「なぜ物語を書くのか」というモチベーションについての考え方も披露。
『僕たちは未来がわからない。問題ないね』『ただ一人自分のみ語ることのできる物語というのは、ほんとうにわずかしかない』『作家にとってもっとも必要なものは、自分自身に忠実であること』とかかっこいいセリフ連発でちょっと笑える。意外と熱い人なのかな。

[ニコニコ] ゴンドールの大将が踊る「キラメキラリ」
今度はボロミアです。モデルのクオリティ異常すぎます。すばらしい笑顔だ

[画像] Hotel Ukraina in Moscow
ヒプノシスのジャケットみたいな不穏さが印象的な写真
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# by umi_urimasu | 2009-11-15 08:19 | 本(SF・ミステリ)
「柳生武芸帳」 五味康祐
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a0030177_0223170.jpga0030177_022394.jpg見果てぬ夢、とはこういう作品のことをいうんでしょうかなあ。五味康祐がもし柳生武芸帳を完結させていたとしたら、いったいどうなっていただろう。伝奇小説に使えそうな柳生一族ネタは残らずやり尽くされてしまい、他の誰も手が出せないジャンルになっていたかもしれない。それほど徹底的で容赦のない網羅ぶりでした。あまりに多くの柳生ネタを詰め込みすぎたために物語の枝が膨大になりすぎ、まとめる気配など微塵もなくいきなりぷっつりと終わっている結末は、いっそ崇高さすら感じさせます。この夢は永遠に終わらない。柳生好きたるもの、かくありたし。

五味作品の格調高い文体で描かれる剣豪たちの挙措には、深く研ぎ澄まされた、なにかこう、静謐な迫力があるように思います。心理描写はほとんどないんですが、無言の一動作の中に、「死」をきわめて近くに置いて生きていた武士の心性の峻厳さみたいなものが鋭く光る、そういうもののようです。特に柳生宗矩や兵庫の突き抜けた覚悟完了っぷりに、僕などはただ畏れ入るばかりでした。

しかし一方で、五味康祐という人はわりとおちゃめなネタ伝奇好みの人でもあったらしくて、じつはけっこう楽しんで悪ノリしてるのでは?と思うようなおバカっぽいことをぬけぬけと書いていたりもするんですね。
たとえば柳生兵庫が毎朝やっていた健康法として、「空気を腹に呑む」秘法があるという話。深呼吸をして、肺ではなく胃の方へ空気をいっぱい呑みこむんだそうです。もちろん生理的にできるわけないはずですが、達人になれば造作もないことだという。そうして新鮮な空気をたっぷり腹にたくわえ、やたら「おなら」をします。これによって体内の汚れた空気を排出し、清浄な空気に入れかえ、体調がよくなるのだとか。ウソをつくなウソを!

また、時代伝奇ではおなじみの坂崎事件にはいろんなパターンの逸話があるんですが、柳生武芸帳では「よりによってそれはねーだろ」という特にひどいパターンをわざわざやったりもしています。それは兵を集めて立てこもった出羽守の屋敷に、柳生宗矩が幼い十兵衛を単身潜入させて出羽守を暗殺させた、というもの。その際に傷を受けて十兵衛は隻眼になったんです。だって。バカかよ!ねーよ。ネタにしてもあんまりだよ。
とまあこんなふうに、古武士の美学に背筋を伸ばしつつ、同時にひどい伝奇ネタで笑い転げながら読める、そんな聖俗の両面性も五味作品の魅力なのではないかと。

あと、五味柳生といえばなんといっても黒宗矩のかっこよさ。あのマキャベリズムの権化みたいな謀略マシーンっぷりに惚れてムネノリスト(?)になった人も多かろうと思われます。まだ弱冠15歳の宗冬(宗矩の三男)に忍者として女装の術を仕込むために歯を一本残らず引っこ抜かせて眉ひとつ動かさないとか。宗冬の入れ歯をつくらせた歯医者に涙ながらに感謝しておいて、裏では口封じのために宗冬本人にその暗殺を命じたりとか。さらに、秘蔵の武芸帳をうっかり水戸徳川の幼君千代松(水戸光圀)に見られてしまった友矩(宗矩の次男)に向かってはこの調子で。
「将来御成人の上、本日の事お懐いなされ、不審をいだかれまするは必定。その時は」
「切るまでじゃ」
「え?」
「たわけ。其方が腹を切るまで、と申しておる」
実の子にすらっとこれを言い放つ父親!もちろん他人だけでなく自分自身に対してもまったく同じ態度です。隆慶一郎や荒山徹の作品では往々にしてへタレ策士っぽいキャラクターとして描かれているせいで、あとから五味版宗矩を知った僕にはよけい冷酷非情に見えるのかもしれませんが、それにしても圧倒的な黒さ。とにかく強烈な人物造形でした。今までにこれより黒い宗矩を描けた人っているんだろうか。

a0030177_0435050.jpg柳生武芸帳があまりにも気に入った勢いで、次は「兵法柳生新陰流」にとりかかってみました。
なんじゃこりゃ。柳生ジェットストリームアタック!吹いた。おバカさんすぎる。兵法は死狂いだな。でもその一方で、こうも書かれています。「真に死を覚悟したものに太刀技は効かない。剣術は死を恐れる心境がつくりだした芸術である」。これだから五味柳生って好きだ。


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[ニコニコ] 自主制作アニメ - フミコの告白
我々はついに野生のスタジオジブリを発見した

[youtube] The Open Road London (1927)
1927年当時のロンドン市街の鮮明なカラー映像。これは映画じゃないんですか!?こりゃグエン卿も大興奮だ。どんなにありふれた情報でも、時間を越えてそれを残すというのは後世の人にとって計りしれないほどありがたいことだろうと思う。

イーガン版四次元 Flat Land = 時間衝突? - JGeek Log
イーガン次回作「Orthogonal」の予想と解説。おそらく時間の逆行に関する話だというのはどうやら確からしい。ルミナスの時間版?ありうる。でも、時間が普通に逆に流れる世界の生物学ってどんなんだろう。

筒井康隆 笑犬楼大通り 偽文士日碌
『これがわが最後の短篇となるであろうことを通告する。実際、もう短篇は書けないと思う。どんなアイディアを思いついても過去のいずれかの作品に似ているのだ。』
残念だけどそういうことなら。長編はOKなのかな。まだまだ現役でご活躍いただきたい。
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# by umi_urimasu | 2009-11-11 00:54 | 本(others)
Yahoo! 剣豪知名度ランキング
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「やる夫で学ぶ柳生一族」シリーズの作者、神無月久音さんによる興味深い調査結果。日本の有名な剣豪の知名度を検索エンジンのヒット数で比較してみようという試みです。これは壮観だー。
【ヤフー検索でのヒット数ランキング (1位~63位)】

1: ”宮本武蔵”     約2,980,000件(”新免武蔵” 約18,800件)
2: ”土方歳三”     約2,330,000件(”内藤隼人” 約11,100件)
3: ”斎藤一”       約1,960,000件(”藤田五郎” 約48,000件)
4: ”沖田総司”     約1,480,000件
5: ”近藤勇”       約1,320,000件(”大久保大和” 約12,900件)
6: ”柳生十兵衛”     約929,000件(”柳生三厳”  約 5,630件)
7: ”佐々木小次郎”   約685,000件(”佐々木巌流” 約 2,420件)
8: ”永倉新八”      約355,000件
9: ”藤堂平助”      約355,000件
10:”山岡鉄舟”      約202,000件
11:”岡田以蔵”      約174,000件
12:”山南敬助”      約173,000件
13:”原田左之助”     約152,000件
14:”堀部安兵衛”     約126,000件(”堀部武庸”  約1,010件)
15:”荒木又右衛門”   約125,000件(”荒木保知”  約3,210件)
16:”柳生宗矩”      約118,000件(”柳生但馬守” 約36,000件)
17:”伊東甲子太郎”   約112,000件
18:”上泉信綱”      約 79,900件(”上泉伊勢守” 約41,200件)
19:”千葉周作”      約 76,300件(”千葉成政”   約2,940件)
20:”中村半次郎”     約 74,400件(”桐野利秋”   約55,200件)
21:”伊庭八郎”      約 63,500件(”伊庭秀穎”   約29件)
22:”柳生石舟斎”     約 40,900件(”柳生宗厳”   約30,200件)
23:”胤栄”          約 40,400件(”宝蔵院胤栄” 約12,000件)
24:”伊藤一刀斎”     約 38,400件(”前原弥五郎” 約120件)
25:”胤舜”          約 27,900件(”宝蔵院胤舜” 約9,000件)
26:”吉村貫一郎”     約 26,800件
27:”柳生兵庫助”     約 26,100件(”柳生利厳”  約 3,100件)
28:”東郷重位”      約 22,200件
29:”柳生連也”      約 23,000件(”柳生厳包” 約2,190件)
30:”愛洲移香斎”     約 20,400件
31:”小野忠明”      約 19,300件(”神子上典膳” 約1,200件)
32:”塚原ト伝”       約 16,200件
32:”丸目蔵人”      約 16,200件(”丸目長恵”  約11,100件)
34:”林崎甚助”      約 15,700件
35:”千葉定吉”      約 15,000件
36:”島田虎之助”     約 14,300件
37:”富田勢源”      約 13,400件
38:”斎藤弥九郎”     約 13,100件(”斎藤善道” 約163件)
39:”針ヶ谷夕雲”   .  約 12,400件
40:”大石進”     .  約 11,300件(”大石種次”   約36件)
41:”男谷精一郎”     約 10,400件(”男谷信友”   約2,590件)
42:”柳生宗冬”      約 10,200件(”柳生又十郎”  約1,420件)
43:”富田重政”      約 8,920件(”名人越後” 約8,760件)
44:”桃井春蔵”      約 8,910件
45:”吉岡憲法”      約 7,930件(”吉岡直綱”   約282件)
46:”奥山公重”      約 3,080件(”奥山休賀斎” 約837件)
47:”榊原鍵吉”      約 2,830件
48:”疋田文五郎”     約 2,610件(”疋田景兼” 約1,810件)
49:”辻月丹”        約 2,460件
50:”柳生宗章”      約 2,300件(”柳生五郎右衛門” 約393件)
51:”柳生友矩”      約 2,290件(”柳生左門”      約854件)
52:”柳生厳勝”      約 2,030件(”柳生新次郎”    約396件)
53:”飯篠長威斎”     約 1,560件(”飯篠家直”      約488件)
54:”高柳又四郎”     約 1,930件
55:”白井亨”        約 1,860件
56:”浅利又七郎”     約 1,180件
57:”斉藤伝鬼坊”     約  527件
58:”念阿弥慈音”     約  516件
59:”田宮平兵衛”     約  511件
60:”中条長秀”      約  354件(”中条兵庫頭” 約251件)
61:”中西忠兵衛”     約  340件(”中西子正” 約190件)
62:”長沼四郎左衛門”  約  318件(”長沼国郷” 約122件)
63:”真壁暗夜軒”     約  261件

【比較用】
”新撰組”       約9,020,000件
”柳生”         約6,970,000件
”織田信長”    約7,530,000件
”徳川家康”    約7,000,000件
”豊臣秀吉”    約5,380,000件
”坂本龍馬”    約4,650,000件
”西郷隆盛”    約3,030,000件
”勝海舟”      約1,890,000件

上のリスト以外で、umi_urimasuが思いつきで調べた分。多少アヤシイ人物も含む。
"田宮坊太郎"   約 9,010件
"鐘捲自斎"     約 2,100件
"木村助九郎"   約 2,020件("木村友重" 約524件)
"柳生友景"     約  579件
"山田浮月斎"   約  564件(”山田勝興” 約 68件)
"神後伊豆守"   約  474件(”神後宗治” 約243件)
"幕屋大休"     約  363件("幕屋清信"  約 21件)
参考:剣豪人物一覧 - Wikipedia

それにしても新撰組強すぎる。柳生一族たじたじではないか。将軍家御家流の名が泣くぞ。

上記リストの引用元であるところの現行スレはこちら。
やる夫で学ぶ柳生一族(パー速版その3)
グーグル検索は信頼がおけないと判断してヤフーを使用した経緯についてもスレの方で言及されています。理由は柳生友矩のヒット数が不自然に多すぎたためとか。尻ひとつで49万ヒットとは、やってくれる喃。

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柳生武芸帳、そろそろ読み終わります。とてつもなく豪華な話だった……。内容も、文章も。これが未完とはあまりにも無念。朝鮮柳生への布石、兵庫VS浮月斎の対決の可能性など、これからもますます面白くなるはずだったのに。五味康祐よ、なぜ死んだ!

[youtube] ちいさなクトゥルーの冒険 The Adventures of Lil Cthulhu
[ニコニコ] ルルイエ★ナイトフィーバー
一見タコがかわいく踊るだけの無害な動画だがもちろん教団の洗脳工作でありたぶらかされてはならない。

グレッグ・イーガン インタビュー October 30, 2009
新作情報、作者の近況、人工知能の未来、注目している分野などについて。「Zendegi」は知ってのとおりイラン取材を活かした脳マップVRもの。執筆中の「Orthogonal」は、ちょっとだけ異なる物理法則に支配された宇宙(ある基礎方程式のマイナス記号をプラス記号に変更)で生じるアンビリーバボ-な諸現象を描いたものらしい。楽しそう。

[画像] 火星の地表の写真集
火星すごすぎる……。それぞれの画像にスケールも書かれていたらもっとありがたかった
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# by umi_urimasu | 2009-11-03 22:14 | まぞむ