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ONE YEAR WARBLOG
ふぇふぇ。一応そういうことらしく。
昨年の今頃オープンし、のらりくらりと書き続けてはや一星霜。大半が駄文ネタ文ばかりとはいえ、こうして何とか続けて来られたのも見て下さる方々の存在があればこそ。

 バオーは泣いているッ!
 アリガトゴザイマース!

バオーなお礼ですみません。ぱぎゅう。


相変わらず世間の流行には激しく乗り遅れてますが、同時性とかはさほど気にしておりません。というかあきらめた。数は落としても質落とさずの精神で、いわゆる評論系ほど堅苦しくはなく、かといって反射的な感想だけでは終わらないように、今後も精進したいなと。

でも、開始当初はちゃんと毎日更新してたらしい。我ながら信じられねー。

実際には、ずぶの素人がレビューじみたものを書こうとしたところでどうなるものでもないのでしょうが、それでも全くの徒労ではあるまいと思ってます。そう思いたい。ネット上に存在する限りは、誰かの検索にひっかかって人と作品との新たな出会いを生むことがないとは言い切れないのだし。
ネットは広大だわよのさ。

そんなわけですので、皆様もどうか、はよ氏ねば?プッとか言わずに末長くナマ温かい目で見守ってやって下さるとありがたいです。伏して御願い申し上げ奉る。ぺこぺぺこ。

───
そして何事もなかったかのようにネタ蒔き。
福本伸行「アカギ」アニメ化
やるんかい!「ざわ…」と「ぐにゃあ」をどう表現するかが成否の決め手になると見たな、小生は。

Fate/stay nightもアニメ化
はあ、まあ。何て言っていいのか。海とも山ともつかんです。今のところ、がんばってくださいとしか。
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by umi_urimasu | 2005-06-28 02:46 | まぞむ
ジョン・コルトレーンFLASH
JOHN COLTRANE "GIANT STEPS"
巷で話題のPV風FLASH。うわ、めちゃかっこいい!!
これはおすすめ。
すいませんコルトレーン大好きです。でした。
それにしても発想が面白い。ポップスやテクノじゃなく、ウォールオブサウンドの異名を取った尊師の曲でこの手のことをやろうとはね。

む。「コルトレーンDDR」という考えがふと浮かんだ。
新手の拷問みたいだ。

久しぶりにGiant Stepsなんて耳にしましたが、こうやって視覚化されるとまた新鮮です。
近頃どんどんズボラになっているumi_urimasuの重要情報源、まるのうらがわ様に百万の感謝を。
監督(?)はMICHAL LEVYって人。
もしや「My Favorite Things」バージョンとかもあるのでは?と期待してちょっと寂しい思いをしました。うー。
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by umi_urimasu | 2005-06-22 20:42 | まぞむ
「陰摩羅鬼の瑕」京極夏彦
a0030177_2354148.jpg読み方は「おんもらきのきず」。僕にとっては通算7作目?の京極堂。嗤う伊右衛門とかデブ本まで含めると、9作目ということになりますか。

もうすっかりこの手口にも慣れてしまい、初めて読んだ時のようなエンターテインメントとしての衝撃はさっぱり失せてしまいました。言いかえれば、だいたい先が読めるようになってきた。
とはいえ、作中で開陳される妖怪の民俗学的解釈などはやっぱり好きです。講談社、あの部分だけをひとつにまとめて図版や注釈を加えた資料集みたいな本を出版してくれないもんだろうか。

今回は特に、読んでるあいだずっと冷静だったせいか、あからさまに説明的な会話やご都合主義的シチュエーションがやや鼻についた感がありました。今までずっとそうだったのかどうかは過去に遡って読み直さないとはっきりしないんだが。
ただ、京極夏彦/京極堂の面白さは「トリックの意外性ではない」という点は「姑獲鳥の夏」からここまでずっと一貫していたと思います。いわゆる普通のミステリ的な意味でのトリックについては、はっきりいってほとんど無いも同然。むしろ真相には何の作為もなくて、それを構成とレトリックによって種明かしの瞬間まで謎めかしておくというやり方こそが京極夏彦のスタイルでした。

これは、ある意味では幽霊・妖怪譚の本質を突いているんじゃないかとも思う。「幽霊の正体みたり枯れ尾花」というあれね。僕自身、ミステリとしてよりも伝奇・民俗的妖怪ネタの宝庫として楽しんでいる節があります。それに、これはこれで高度なテクニックを要することだし、実際やってのけていることに感心もする。
極端にいえば、トリック無しでミステリを成立させているってことですから。
こういうシロモノは何て言えばいいんじゃ。新本格?脱構築?

と、いくつか読んできましたが。
どれが一番いいかといえばやっぱり「魍魎の匣」にとどめを刺します。京極夏彦をこれから読むという人がもし身近にいたなら、この一作を推すのにためらいはありません。あの冒頭ときたらもう!!
ちょこっとだけ引用していい?

「ほう」
匣の中から聲がした。
鈴でも轉がすやうな女の聲だつた。

「聽こえましたか」
男が云つた。蓄音機の喇叭から出るやうな聲だ。
うんとも否とも答へなかつた。夢の續きが浮かんだからだ。
「誰にも云はないでくださいまし」
男はさう云ふと匣の蓋を持ち上げ、こちらに向けて中を見せた。

匣の中には綺麗な娘がぴつたり入つてゐた。
日本人形のやうな顔だ。勿論善く出来た人形に違ひない。
人形の胸から上だけが匣に入つてゐるのだらう。
何ともあどけない顔なので、つい微笑んでしまつた。
それを見ると匣の娘も

につこり笑つて、
「ほう、」
と云つた。

ああ、生きてゐる。



すげぇ。やめて京極、やめて京極!



a0030177_23584225.jpgカレイドスターOVA
「笑わない すごい お姫様」(第52話)。
えーっと。これは……世間では黒歴史と呼ぶのでは。
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by umi_urimasu | 2005-06-22 00:06 | 本(SF・ミステリ)
のびの奇妙な冒険
こういうのも久しぶりな気がする。

【ネタ】のびの奇妙な冒険(朝目新聞)
いったい何がそこまでさせるのか?ジョジョ第一部前半のクライマックスを『完全再現』。ドラえもんパロディってのもある意味で基本とはいえ、これは半端じゃない。

【ネタ】Mr. インフェルノ
いったい何がそこまで。「あなたがここにいて欲しい」って感じでしょうか。ヒプノシスちっくー。

【動画】「Zガンダム」劇場版 星を継ぐ者(予告編)
過去絵とのギャップや展開のあまりの速さに、やや酷評を被ったりもしているらしいあの作品。
故あって観に行けません。映像の感じだけ楽しんでおきます。
まあターンエーの方が好きなんですけど。

余談ながら。
「蚊トンボ」ってのは俗称で、生物学的には双翅目ガガンボ科というものに相当するらしいですね。双翅目=ハエのことだそうな。
ならばシロッコって人はいったい。奴、木星帰りちゃうんかと。
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by umi_urimasu | 2005-06-17 22:15 | ニュース
NOと言える思考戦車
a0030177_21105143.jpgそんな本はまだないが。攻殻機動隊SAC 2nd GIG、観了。
んー面白かった。とはいえ面白がってばかりもいられなかった。

まず、物語のSF性が第一部ほどには強くなかったような気がします。これは話のスケールが大きくなったのが大きな要因じゃないだろうか。

2nd GIGと1stとの大きな違いは「個人→集団」というスケールアップでした。犯罪ドラマ的にいえば「個別犯罪→暴動」です。
そして、電脳化やサイバネティクスなどの未来的な設定は、刑事事件ぐらいのレベルでは重大な意味をもつのに、暴動や戦争のレベルではわりとどうでもいいこととして扱われてしまうらしい。そういう大きな動きの中では、些細な個人差は流れに呑み込まれて目立たなくなってしまうのです。ネットにつないでいようといなかろうと、義体であろうとなかろうと、結局はあまり関係がない。津波とか雪崩とか百姓一揆のようなもので、一旦タガが外れてしまえば、今も昔もやるこたあ一緒なわけだから。
もともと現代の社会問題やイラク戦争などを反映させる意図でこういうストーリーにもっていったようなので、こっちがとやかく言うことではありません。ただ、終盤でちっとも未来っぽい雰囲気が感じられないのはなんとなく寂しかった。

あと、クゼやゴーダの語る理屈がやたら難解なのもちと辛い。ものすごく「議論優先」な作劇でした。リアルタイムでセリフを追うことしかできない視聴者に、あれはかなり厳しいと思います。
クゼはゴーダよりはまだ感情的に掴めそうなキャラクターだと思ってたんですが、「俺の考える革命とは人の上部構造へのシフトだ云々」のあたりでついに降参。いったい何が不満なのか、何でそこまでしなきゃいけないのか。そもそも"上部構造"の定義って何。
理想は高く、人の迷惑顧みず、というスタンスは革命家という人種の常かもしれないが、身近に居たら煙たいタイプにちがいない。

彼はどうやら「低きへ流れる」人の性が許せなくて、強引な手段に訴えてでも人々を上位構造へシフトさせることを願った。でもその試みは結局成功しなかった(というか、草薙素子を残して一人だけ先にシフトした?)ということになるのかな。
うるさい理屈は投げ捨てて、単に素子のロマンスとして見るなら、シリーズ最大級のセンチメンタルぶりに「おおっ何じゃこりゃー」て感じなんですけどね。

ともあれ、ゴーダの謀略とクゼの独走の果てに、話は攻殻シリーズの至上命題である「人とネットの融合」へと収束していきます。

そして、土壇場でそれを阻んだのが人間ではなくタチコマだったという結末は注目したいところ。人間をサポートするのが存在意義であるはずのAIが、自らの意思でああいう行動を取ったということは、機械が人の道具から「隣人」へと昇格した証拠と取れなくもないからです。なんてな。もちろん単なるファンサービスの可能性もある。
いずれにせよ、あの『歌』にはちょっと面食らいました。感動するか失笑するかは人それぞれでしょうが、リスクの大きな演出には違いない。
「バカだこいつ」とか思っちゃったよ。

最後に。難民の一斉蜂起みたいな局面においては、いかに公安9課といえども活躍のしようがないこともはっきりしました。ていうか9課影薄すぎ。その点、娯楽作品としては少し不満が残ります。少佐以外の連中なんて「あ、いたんだ」レベルの扱いだし。
総合すると、「草迷宮」のようにピンポイントでのお気に入りを除けば、全体としては第一部の方が好みということで。

噂の3rd GIGは……。
正直もういいです。だって、いくら長くやっても全然わかりやすくならないもん。
「サルでもわかる攻殻機動隊」をモットーにしてくれるんなら、3rdも喜んで見るぞ。
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by umi_urimasu | 2005-06-11 22:02 | アニメ・マンガ
雲のむこう、約束の場所
a0030177_18293598.jpgあら?けっこういけてますやん。
監督は新海誠。「ほしのこえ」の繊細な映像美で、すでに十分有名ですね。
この人、背景美術の光彩表現への執着は前から顕著でしたが、本作ではそれがさらにエスカレートしてるようです。ほとんど全編「逆光は勝利」といわんばかりの気迫で陰影を強調した画面を連発。背景の一枚一枚が風景画のような感覚で、リアルな色彩なのに手描きっぽさが残っているのが心地よい。
公式HP

ノスタルジックな北国の田園風景、思春期の微妙な心の震えを捉えた日常描写、ピアノが奏でる静謐な音楽。それぞれの要素は時にやりすぎだったりちぐはぐだったりするものの、たまにすべての歯車がぴたりと噛みあう瞬間が訪れる。
思わず心臓が一発とび跳ねてしまうような一瞬のフラッシュバック。自分の思春期を振り返ってみても、到底あんなに輝かしいものではなかったけれど、もしかしたら瞬間的には似た経験のひとつやふたつはしていたのかもしれない。

あの怒濤の青春映像ラッシュには、実はサブリミナル効果でもあるんじゃないだろうか。

ちなみにこのお話、ネタ的にはゴリゴリのSFなんですが。え、そうなん?って感じだ。


ただし、映像面はいいとして、ストーリーの方には少し辛い点をつけさせてもらいたいです。特に後半の段取りがちょっと。人物ごとの心理描写が切れぎれになり、あと一歩のところで盛り上がり切れないままクライマックスに入ってしまった気がする。

たとえば、冷静なリアリストの白川タクヤが、かつての夢に再挑戦するという行動に踏み切った最大の理由は何だったのかが不鮮明。つまりは友情優先ってことだろうけど、本当にそれだけならドラマとしては芸がなさすぎる。現実の厳しさをその目で見てきた青年の屈折した思いが、なぜもっと強調されなかったのか。
また、戦争の真っただ中へ自作飛行機で飛び込んでいこうとする藤沢ヒロキの決意の堅さも今ひとつ納得しきれず。というより「まわりの事なんか眼中にない」レベルの認識に見えた。彼が東京に住むことで感じる孤独にしても、冷たい言い方をすれば「誰だってそうじゃん」程度のものではないか。
そして、沢渡サユリ。彼女はおそらく心理的にもっとも説明の必要なキャラクターだったにもかかわらず、直接的な説明がほとんどありません。彼女の孤独感は何度も執拗に強調されますが、孤独感の原因とその喪失を恐れる理由はラスト付近まではっきりさせないようにしてあります。構成上ひっぱる必要があるのはわかるけど、わざわざ隠す以上は何かすごい理由なのかと思ったら、実はそれほどのアレでもなかったりして。

そんな恥ずかしい理由で北海道が吹き飛ぶのは、ちょっとご勘弁願いたいよね。

岡部をはじめとする脇役たちにも各自それなりの思惑や事情が与えられていたのに、カタストロフィを目前にして、結局全員何もせず傍観するに留まったのが意外でした。青春ドラマに焦点を絞るためにそこはあえて抑制したのかもしれないけど、何のリアクションもないというのはちょっと拍子抜け。もっと派手にキャラ同士が衝突してもよかったのでは。


絵や演出については、すでにアマチュアの域を完全に超越しています。しかもそれは、宮崎駿も庵野秀明もどこの大手メーカーもやっていない、新海誠氏ならではの方向性だと思います。だからこそ、物語が映像にあと一歩追いついて来ていないように思えるのが惜しい。
個人的には、超大作でなくていいから、キャラクターがもっとにぎやかに動いて、なおかつまとまりのいい話を見てみたいのです。
絵はこれだけ奇麗なんだから!

というわけで、次は「となりのトトロ」みたいのをやってみて欲しいかも。
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by umi_urimasu | 2005-06-07 20:12 | アニメ・マンガ
サッカー嫌いのための少林サッカー
a0030177_2285488.jpgおもしろい。こんなに笑える映画だったっけ。

僕は本来スポーツ全般に対して極度に無関心な方で、4年に1度のオリンピックすら「そんなのもやってたらしいね」で終わるくらいなんですが。巷で有名なスポーツ選手の名前や顔も全くといっていいほど記憶してないし。ベッカムや中田某の在籍チームすら知らなかったというので、サッカー好きの知人から非国民呼ばわりされたこともあります。

それもまた極端だとは思う。

雨の中、傘をささずに踊る人間が居てもいい──自由とはそういうことだ。

ね。
まあファン心理とか応援の楽しさとか、そういった盛り上がりが往々にして行き過ぎてしまいがちだってことは理解できるので、この程度の理不尽は笑って許してあげましょう。

何でもそうだけど、世の中マイノリティほど心が広い。

しかしそんなスポーツ無関心とは裏腹に、個人的に「少林サッカー」はけっこう気に入ってたりします。「ムトゥ 踊るマハラジャ」とか、ああいう系統と同じ意味合いでってことだけど。

スポーツといえばとにかく勝ちたい、無関係でもとりあえずどっちかを応援、何でもいいから盛り上がっちゃえというのもひとつのスタンスではある。一方で、勝負の帰趨などに微塵も興味のない人間というのも世の中には居るわけで。そういう人種にとっては、スポーツはサーカスと同じ、単なるパフォーマンスとしてしか目に映らない。彼らにとってスポーツとは見世物であり、ハプニングが起これば起こるほど良く、客を笑わせるサービスのひとつもなければ見物するに値しない。

まじめなサポーターにしてみればけしからん見方かもしれませんが、じつは僕もこのタイプでして。特定のコミュニティとかチームとかいったものへの帰属意識がものすごく低い。
洗練された動作や複雑なゲーム性を「美しい」とか「おもしろい」と感じはするものの、それは本質的に勝敗とはまったく無縁のものです。二者の対決をどちらかに肩入れして応援するという発想もありません。だから、お付き合いでテレビのサッカー観戦などするときでも、僕はいつも「乱闘になんないかなー」とか「パンツ脱げたりしねーかなー」などと期待しながら見ているわけですが、もちろんそんな都合のいいことは起こらない。

しかしまさに、「少林サッカー」こそはその都合のいい部分だけを抽出凝縮した映画なのです。乱闘はする、パンツは脱ぐ、キャプテン翼ばりに人間が空を飛び、ボールは地を割り炎を纏う。現実のスポーツには求めるべくもない、不真面目を絵に描いたような冒涜の祭典。
嬉しすぎる。
もし現実のサッカーやサッカーのニュースがあんなんだったら、僕はすぐさま熱狂的サッカーファンになってもいいとさえ思います。

職場で、学校で、肩身の狭い思いをしている「スポーツどうでもいい」派の人々よ。
たまには少林サッカーのDVDでもレンタルしてきて抱腹絶倒し、日頃の溜飲を下げてみようではないか。


あー、猛烈にバカな文章だ。すみませんねこんなんで。

カンフーハッスル DVD
これはぜひ買いたいアイテムです。一番安いのでいいんだけどな。発売は7/16。
ちなみにチャウ・シンチーの次回作はカンフーハッスルの続編だという記事をどこかで見かけたような覚えもあります。記憶はあやふやなものの、けっこう楽しみではある。
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by umi_urimasu | 2005-06-03 22:32 | 映画