「スカイ・クロラ」森博嗣
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南雲隊長を女の子に変換してみた!かわいい!以上!

ぶっちゃけ上の一行だけでこの作品について言いたいことは言い尽くした。
以下はほとんど余談。

a0030177_13444983.jpg森博嗣といえばミステリ畑で有名な人ですが、これはミステリにあらず、戦争を生業にする子供たちの醒めた目線で彼ら自身の生死について淡々と書き綴られたモノローグ小説です。
とりあえず僕にとっては初めての森博嗣作品。「手なれてるなあ」というのが第一印象でした。短いセンテンス、癖のない一人称描写、適量の空戦アクション、「キルドレ」の生死観をさらりと伝える子ども哲学語り。説明を省けるだけ省いて示される、それなりの謎と解。出す情報にいちいち無駄がない。読みやすい小説の書き方するなあ、と思いました。

この計算された無駄のなさは、工学部出の人が道具に求める機能美に近いのかもしれません。こういうのも嫌いではないです。ただ、そうやって咀嚼の労なしにつるつる読めてしまう言葉は個人的には物足りなくもある。僕はどっちかというと、正体不明の異様なものが宿っているせいで日本語としては読みにくいような小説のほうが好きらしいからです。宮部みゆきとかを読んでて、技術がはんぱでないのはわかってて、そのあまりの読みやすさを張り合いなく感じてしまうのと根は同じかもしれない。

あと、「キルドレ」というネタについては、ちょっとした空振り感を味わいました。わりとありがちなメトセラっ子ものだと判明した時点で張っていた気がやや抜けて、その後も再充填されないまま淡々と話が終わってしまったので。徹底的に背景説明を省いた語りが、なにか驚天動地の裏事情を伏せておくための手だと勝手に思い込んでいた僕の勘ちがいでした。「森博嗣といえばミステリ、そしてミステリといえば驚くべき真相」という先入観にとらわれていたせいでしょうか。
でもあれだけ謎めかされたら普通、誰でも身構えると思うがなあ。

まあ、こうした手さぐりや空振りも初読ならではの読み心地というものだし、これで「いまだに森博嗣一作も読んでない」という面目の立たない状態からは脱することもできたし、一発目としてはなかなか悪くない体験だったかと。

その他、余談の余談など。
文庫版の解説は鶴田謙二。ノベルス版の表紙イラストもこの人。
文庫版表紙は見てのとおり青ベタ一色でイラストなし。僕の場合、ないのがよかったようです。先に見ていた押井守の映画の予告編が脳内に残っていて、ややそっち寄りの脳内イメージで読んでて終始いい感じだったので。草薙水素はベリーショートよりもおかっぱのほうがいいし、プロペラ機はリアリスティックで武骨なほうがいいし。鶴田謙二の絵だと、どうしてもファンタジックな柔らかさが入ってしまうんですよね。

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by umi_urimasu | 2008-05-17 15:25 | 本(SF・ミステリ) | Comments(0)
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