もちろん実際に会ったりしたわけではなく、第11回文化庁メディア芸術祭のインタビュー記事に載っていたご本人のものであろう顔写真を見ただけなのですが。なんだこの美顔。驚いた、阿部総理が電撃辞任したときより驚いた……とまでは言わないけどちょっと驚いた。漫画の作風しか知らないと、なんとなく愛嬌のある風貌とかを勝手に連想してしまいそうなものでして、事実僕がそうでした。限定されたメディアの情報による思い込みなどというのはかくもあてにならないものです。
見せ物みたいに人の容貌の美醜をとやかく言うなど失礼千万とは思いましたが、そこはそれその、心に棚で。びっくりついでのついうっかりで。 まあ顔写真のことなんぞは本来どうでもよくて、読もうとしていたのは記事そのもののほう。こちらも面白いです。影響を受けた作品やキャラクター誕生秘話など興味深い話がいろいろと。好きな漫画家に藤子不二雄と大友克洋をあげているのは納得ですね。みずからの絵柄を「藤子と大友のちょうど中間くらいのところ」という認識もなるほどという感じ。歩鳥のびっくり顔とかが微妙に藤子テイストだったんだな。 映像作品では大友「AKIRA」と押井守の名があがっています。言われてみれば、「それ町」や「ネムルバカ」にも押井守が得意とする下町コメディの遺風が感じられそうな気も。 目下最新の「それでも町は廻っている」は第34話、YKアワーズ2007年12月号掲載分です。妖精・辰野VS死神・針原、因縁の対決がまるで本格卓球漫画のごとき熱さで展開する異色のエピソード。辰野トシ子は砕けない。タッツン好きにはおいしい話でした。 ところで森秋先生の次の出番はいつだろう。あの先生のキャラめちゃ好きなんだけど、紺先輩以上に出番が少ないのがはがゆくてなりません。この先生もあるいは、出しすぎると主役を食ってしまいかねないからあえてセーブしてるのかもしれない。 余談。 日本人男性で容顔すぐれた漫画家といえば他ならぬ荒木飛呂彦抜きには語れないわけですが、荒木先生はすでに人間を超越してるのでものの数に含めるべきではないという説が現在では有力。 ───── 行為とストーリー (END_OF_SCAN) ガンパレードマーチをからめてゲームデザイン話。発展希望。 ラノベ者におくる現代的なTRPG関連情報の紹介 (ブレーキをかけながらアクセルを踏み込む) 「Aの魔法陣」がなんだかちょっとラディカルなシステムらしい→検索してみたら芝村裕吏デザインだった。いろいろやってるなぁ ───── [ニコニコ] メタルマリオソリッド フルボイス版 MGS1 [ニコニコ] IDOL M@STER SOLID 【Chapter004】 MGS2+3 ───── ウルトラジャンプ12月号にて「The Book」発売記念の荒木飛呂彦×乙一対談。吉良や仗助の心理的な掘り下げ、杜王町の存在感、ジョジョネタの導入など、いろいろ語られてました。やっぱり小説読みたくなってきた。荒木調そのままのセリフや擬音はもちろん使えないだろうけど、だからこそ逆に、そういう縛りをかけて書かれた文章だけのジョジョってどんなんだろうという興味が。 ───── 電脳コイル、ようやく第25話までフォロー。ちょっと目をはなした隙にすごいことになってました。前半の牧歌的なムードがうそみたいな鬱暴露展開だ。なんか灰羽連盟電脳版って感じ。 物語も大詰め、兄への思慕と自責の念から「あっち側」で自閉モードに入ってしまったイサコを、ヤサコはミチコさんの手から救いだせるのか?イサコのヒロインキャラっぷりはまさにギャップ演出の勝利、スタンディングオベーションものです。見つづけた甲斐あり。ということで、次回最終話。 ───── オブリビオンやりたいなり……。映像の美麗さと行動自由度の高さ、異世界で「生活」の匂いを感じたいならこれしかねえ。でもスペック的に今の環境では無理ぽ。「Morrowind」なら動きそうだけど、やっぱり味わいたいのはオブリビオンの風景なのです。あとMOD入れて遊びたいのです。悩ましい。
by umi_urimasu
| 2007-11-21 23:37
| まぞむ
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