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「ゲド戦記」予告編など
http://www.catsuka.com/news_detail.php?id=1140663861
見てみた。そこはかとなくやっちった感の漂う微妙なトレーラーでした。しかし、あらゆる点で自分の脳内イメージとは果てしなくかけ離れていて、悪い意味で原作と混同してしまう心配はどうやらなさそうです。その意味ではひと安心。いえーぼー。

ちなみに内容はやはり3巻メインの模様。とはいえテナーもテハヌーも普通に登場してたので、結局4巻とちゃんぽんになってるくさい。絵的にはどことなくシュナの旅などを連想させるところも。

あと、話題性偏重のキャスティングや頓珍漢なキャッチコピーは仕方ないとしても、あのタイトルロゴのデザインぐらいはどうにかならんかなぁ。ちょっときついよな、あれは。


そいえばナルニアの映画も公開されたとのことで。予告編はなんだかいかにも指輪+ハリポタみたいな印象だ。ま、あながち間違ってないのかな……。
ルイスの原作は6巻まで揃えておきながら、もうかれこれ3年ほど積みっぱなしで未だに手が出せていません。瀬田貞二の名につられて買ったものの、「朝びらき丸東の海へ」あたりから入ろうとしてすぐ挫折し、それっきりです。いつかすらすら読める日が来るといいのだが。


「阿修羅ガール」舞城王太郎
欲望にも恋心にも打算にも自己嫌悪にも、すがすがしいほどバカ正直。頭の中がパルプンテな女子高生アイコの、バイオレンスと日常と少女妄想が奇妙に混淆した脳内世界の暴走的モノローグ。
という様相を(序盤では)呈してはいたものの、それがこの先も同じノリが続くことをなんら保証するものでないということにもうすうす気づき始めています。1/3ぐらいまで読んできたけど、正直いってまったく先が読めない。成長か破滅か、現実に留まるのか狂気に落ちるのか、ハッピーエンドかバッドエンドか。すべてが予測不能。物語どころか作品そのものが初期設定のフォーマットをいつ放棄してもおかしくなさそうな危うさがずっと保持されつづけていて、それが警戒心と同時に期待を煽りつづけてくれてもいる。
ほんと、これっていったいこのあとどうなってしまうんでしょう。想像を絶するような謎展開に突っ走ってくれたりすると個人的には嬉しいぞ。
つづく。
by umi_urimasu | 2006-03-03 09:45 | 映画


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