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プラネテス/茄子/その他
やっと見れたー。他にも色々レンタルしてしまいました。読書をするヒマがない。
せっかくなのでそれぞれコメントを。必ずしも誉めてばかりではないけれど、たまには忌憚のない意見ってのもありだろってことで。

「プラネテス」最終話
まとめましたなー……きっちりと終わらせた感じ。僕は忍者ネタのあたりを見てないせいか、ストーリー展開にほとんどぶれがなく、物語としての完成度はかなり高いという印象をもってます。
しかしラスト、しりとりのついでとは、ハチマキにしては味なマネを。恥ずかしいやっちゃな。
あくまで等身大の人間ドラマとしてきれいに畳んだ手腕が鮮やかでした。谷口悟朗+大河内一楼、派手さはないものの、じつにいい仕事をするコンビ。

「茄子 アンダルシアの夏」
ブー。単なる自転車アニメ。どう見るにしろ、あまりに特徴がなさすぎた。「マインド・ゲーム」を見習え!って感じですか。ジブリも筆の誤りといおうか、宮崎駿以外の連中はもともとこのくらいなのか。黒田硫黄の原作の方が、はるかに濃厚でスリリングだと思います。

「オーシャンズ11」
んー。悪くはなかった。
全体に「お洒落」な雰囲気を狙っていますが、コンゲーム映画としてはオーソドックスすぎてちょっとインパクトが弱かった。キャラクターも素直すぎたし、ラストも予想の範囲内。勝手にビッグサプライズを期待したこっちが悪いのかもしれないけど、この手のサギ話は観客を驚かせてナンボだろうと僕は思うので、やっぱりもっと派手なドンデン返しをやってほしかったです。
キャストは豪華。しかしブラッド・ピットとジョージ・クルーニー以外の仲間の印象はどちらかといえば薄め。もっと人数を少なくした方がよい結果を生んだのではないか、という気もします。
「ルパン三世」ぐらいのキャラクター性があればなぁ。

「スナッチ」
Fuckin' in the Bush! オアシスがブイブイいわしてた頃の映画。「ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」とまったく同じなんですが、どっちが好きかといえばこっち。音楽を前面に押し出した演出などはMTV世代っぽい感じで、それなりに楽しい工夫ということで。
ただし、今回見直してみたら思ったより平凡な印象でした。最初からオチがわかってたせいか。

「嗤う伊右衛門」
退屈。
原作の幻想的なイメージがまったく感じられん。小雪は美人でけっこうなんですけど。
京極夏彦の濃密なあやしの世界は、やはりテキストでなければ表現不能なのかもしれない。2005夏に公開予定の「姑獲鳥の夏」は大丈夫なんだろうか。やや懐疑的になっています。
by umi_urimasu | 2005-03-03 18:21 | 映画


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