「亡国のイージス」福井晴敏
まだ読みかけですが、ファーストインプレッションで。
海上自衛隊が活躍する、モロ直球のクライムアクションです。自分の知る範囲で強いてこれに近い空気の作品をあげるなら、映画「シュリ」。小説では馳星周「不夜城」とかかな。モダン・ハードボイルドって言えばいいんでしょうか。あんまり詳しくないジャンルなので、そういう意味での興味はあります。
冒頭100ページをかけてやっと人物紹介を済ませ、200ページあたりでやっと本題の事件の序章へ。なかなかに重厚慎重です。登場人物はステレオタイプな冒険野郎ばかりに感じられますが、この種の小説におけるセオリーだと思って流すようにしております。文体はシンプル、ただし見慣れない軍事用語が多いために読むスピードはかなり遅め。これはけっこうなストレスでしたが、だんだんと事件が転がり出してきたので、今後はさほど停滞せずに進めそうな気が。


で、もう一冊。

ラヴクラフト全集2

読了ー。かの有名な「クトゥルーの呼び声」他を収録。
なんていうか、慣れた。ラヴっぽいノリに。
日々愛好すべきものとは思えませんが、どうでもいい身辺のディテールを小説的効果そっちのけで書き込みたくなる気持ちはよくわかるような気がします。あまりに直接的な自己顕示というか、要するに自伝なんですね、作家本人の。「幼稚」という評はかなり当たっているんじゃなかろうか。でも、幼稚だからダメなのではなく、その稚気こそが愛されるべきなのでしょう。もともとそういう種類の作品だと思いますし、付きあうだけの価値はあったとも思います。
なんか、「怖すぎない程度にやんわり、ほんのり怖い」って新鮮だあねー。これはやはり子供のときに読むべきだったかな。


ところで、ここ二週間ほどプラネテス見逃してばっかりです……。最近ボケてるよ俺。
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by umi_urimasu | 2004-10-18 10:43 | 本(others)


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